考えてみれば、全てが今生の別れ、"今生の別れ"を"命"と云う、
昔から、桜は儚さの象徴だった。
桜は予科練の同期の桜などにも歌われた。 ♪咲いた花なら散るのが桜♪と詠って、特攻隊は勇ましく散った。
桜には、今生の別れが似合う。
考えてみると、全て、生きとし生けるものは変化している存在に於いては、桜だけでなく全ての物質がそうではないか。
今生の別れが命の証明、人生の証明。
人生は、今生の別れだらけで、なーんだと想ってしまう。
それを悲劇や寂しさに結び付けることは、偏った考えの勘違い。
全てが、今生の別れ。 前後際断されていると想えば、寂しさを超え、新たなエネルギーが湧いて来る。
色んなものが新鮮で、キョロキョロしながら、人生を送れそうな気がする。