禅は、脇役の歓び、
禅は、脇役の歓びを教えてくれる。
人生は、いつも自分が主役を演じている力みがあるが、禅は、私が、の想いを和らげて、他と同一化し、全体に溶け込ませてくれる。
他を引き立て、そぅーと自分を消す力が、素晴らしい。
私は、禅を、宗教的にも、哲学的にも学んでいる感覚はない。ただ、住職の描く世界観に安らいでいるだけ。
住職は、私のことは、どうでもいい、みながよければと云う境地を、色々な描き方をして表現してくれる。そして、言葉の世界を超えた、永遠の静寂をも感じさせてくれる。
人間の成熟は、主役をおり、脇役に歓びを見いだすことにあるのではないかと想う。そこには、強さと優しさと安らぎがある。