今ここ、時空を超えた世界の輝き、
道元禅師は、薪と灰の例えで、今ここを説いた。薪は、薪の法位、灰は灰の法位があり、前後際断されていると。薪が灰になるのではない、灰は薪が変化したものではない。
不連続の世界、永遠の世界が展開している。
物質の変化を時間と云う。今ここは、時間も空間も超越した世界を表している言葉だと云う。
人生の素晴らしいシーンを想い出した時、それが過去の出来事ではなく、永遠に見える力だと想う。
人生は、永遠の静止画像の集まりのようなもの。日々が輝いて見える。
住職は、今ここは、歓喜ですと、おっしゃった。
寂しさや孤独は魔境、千人・万人の友だちに囲まれていることに気づいてくださいと。
波の私は、大海の私でもある。大海の世界を感じる時は、それは、時空を超えて、安らいでいる。