健康な日の輝き、
先日、調布映画祭(6日~8日)があり、昭和39年の名作「愛と死を見つめて」(吉永小百合・浜田光夫主演)を初めて見た。
ミコとマコの悲哀を見て、死に逝くミコが、私に、"健康な日を3日だけ下さい"と,日記に書くシーンがあった。
1日目は、父母兄弟との団欒の日、2日目は、恋人マコとの日、3日目は、人生の想い出に浸る日、そして、その後、長い眠りに就きますと。
死が近い日、父の提案で、父と病院のある大阪市内をタクシーで観光するシーンもあった。その日は、一番嬉しい、また哀しい日でした、と書かれていた。
私にとっても、人生への万感の想いが伝わった。生きて来た証しを想う。