お金の為に働く? と云う誤解、
数日前に、ある友人に、もし会社でお金を貰わなかった時に貴方は働くか?と聴かれた時、いやな質問だなーと思い戸惑った。それみたことかと、友人は、人はお金の為に働いていると云った。
でも、人は、お金を貰わなくても働くことは沢山ある。
お金によって実現できる、自由や満足をイメージするが故に、人は、手段に過ぎないお金が大切と想うようになる。
もしお金で得られる自由や満足が、お金以外で得られるなら、紙切れたるお金に興味はなくなってしまう。
TVで古くなった紙幣を細かく切断して、リサイクルしている番組をみた。300万円が、細かい紙切れになって、枕のようになってビニイル袋の中に入っていた。
お金を象徴として、手段として、何を目標に生きているのかを自問することは、人生で究めて大事なことだと想う。
生存の為、人に施し、人と一体感を持ちたいとかが脳裏に浮かべば、「お金の為」と云う中途半端な答えを云う必要はない。
生存の為、人に施し、一体感を持ちたいなら、お金以外の手段もある。
お金は、一つの手段でしかないのに、人は何故、単なる紙切れであるお金に巨大な妄想を抱き、思考を停止してしまうのかと、苦笑したくなる。