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February 07, 2015

シリア難民キャンプの高校の先生の証言に衝撃、

インターネットニュースでシリア難民キャンプの高校の先生の証言に、気づかされ、ショックを受けた。

シリアと国境を接するトルコ南部キリスの難民キャンプには1万人が暮らし、小中高の3高があり、児童生徒数は、3,500人。 高校1年生も2年生の男子生徒の9割の各約100人は、いつの間にか、シリアに戻り、武装組織に参加していると、高校の教諭は云う。また、避難所では、誰もが、安全に暮らしていることにうしろめたさを感じていると云う。

高校の教諭が、子供達の気持ちを語ってくれた記事があった。

「なぜ欧米は、多数の市民を殺すアサド政権を攻撃せず、アサド政権より、信頼のあるIS を攻撃するのか?」 と、怒りを口にして、ISはその残虐性で知られるが、彼らが信じるイスラム法を守り、敵対しない市民には危害を加えないため理想化する若者も多いと云う。

若者世代は、シリアで2011年に始まった反体制運動に対するアサド政権の弾圧や市民殺害に怒りを抱いている。米軍主導の有志連合の空爆が、アサド政権でなく、IS のみに向けられ、失望したり、反発したりしている。」 と、、、、。

2月5日配信の毎日新聞の記事である。

若者達の精神、心を想うと、私の心は狼狽した。

国際政治の利害の渦に、純真な子供達の心が壊れて行く様子が見え、耐えられない気持ちになる。

そんな体験をしながら、学んで行かねばならない若者が世界にいる。

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