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February 13, 2015

座頭市の切れ味の凄み、

仕込杖が鞘(さや)走り、カチリとまた鞘に収まって、一呼吸、、、、、座頭市が、ハクションとくしゃみをすると、周りの悪人どもが、花弁が崩れるように、地に倒れ伏す。

三歩、歩いて三人、横に三歩走って、また三人、相手に刀を合せる暇を与えない。 座頭市の逆手斬り。

桜木町のジャズ喫茶"ちぐさ"の中に置いてある本、"野毛的"(平岡正明著)に、こんな座頭市の映画の魅力の真髄が描写されていた。

すれ違うだけで、ドキドキする緊張感。

地面に砂ほこりが舞う。

こんな仕込杖を持って、座頭市並みの技を持って、街道を歩いてみたい。「いやな、渡世でござんすねーー」とか云って、、、。

それと、同じ様な切れ味を持って、人格を磨いて行けたらと憧れる。 仏性にて一瞬の逆手切り。そしてハクション。

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