高校時代の友人、当時を振り返り、私の母のラーメンに感謝、
私の高校時代、仲の好かった友人と、年末、郷里で一杯飲んだ時、友人が、公立高校の授業料でさえ払うのが、貧しく苦しかった時代、飲食店を営む私の家によく、自転車で遊びに来て、私の母が、いつも、美味しいラーメンを食べさせてくれたと想い出を語ってくれた。
私の母は、私の友人に、そんなことをしていとは、私は余り覚えていなかったので、ジーンときた。
お母さんのいない近所の子の家が、遠足などの時は、弁当も作っていたと云う。姉から聴いた。
私の友人も、私の母のラーメンの味を知っているのかと想うと、たまらなく嬉しい。
高校生の私を見詰めていた母の目には、私はどんなに見えていたのだろう。どんな生きものに見えていたのだろう。当時の母の気持を、あれこれ想う。
人生は、愉しくもあり、哀しくもあり。それでも、やっぱり、人生は素晴らしいと想う。