« 大学時代のジャズ喫茶、ジャズの励まし、 | Main | 一休さんに救われる、 »
明治の、深い憂愁の詩人・高橋元吉の詩に数日前に出会った。
「水のたたへの深ければ 表に騒ぐ波もなし、人も嘆きの深ければ、いよいよ表ぞ静かなる」
そして、戦時下で詠まれた昭和万葉集の中の歌に絶句する。
「己が子の戦死告げらるるに振り向かず、祖母は身固く縄ないていし」(杉山葉子)
ただ、縄を紡ぐ、母の後ろ姿を想う。
哀しみを背負いて生きることを想う。
January 24, 2015 in 人生 | Permalink Tweet