アーユルヴェーダ、インド5000年の健康法
今月の"食と健康"の学びは、インド5000年の健康法、アーユルヴェーダを調べてみた。大自然の一部としての人体の仕組みが、宇宙と調和する方法を教えている。例えば、夜明け前、早朝に活動することのエネルギーの素晴らしさも教えてくれている。
―「癒しのアーユルヴェーダ(5000年の健康法)」、佐々木薫 著から抜粋―
1、 アーユルヴェーダは、インド・スリランカで醸成された5000年の歴史の健康法。
2、アーユル = 生命、 ヴェーダ= 科学、
3、万物は5つの元素で構成されている。「空」、「風」、「火」、「水」、「地」。
4、人間は3つのエネルギーに支配されている。
①空と風から「ヴァータ」→運動のエネルギー、活動の調節、秋・冬、乾燥期、寒さ、60才以上、
②火と水から「ピッタ」 → 火のエネルギー、消化や代謝、 夏、 暑さ、 壮年期、
③水と地から「カパ」 → 細胞の構成、維持、免疫力、 春、 湿気、 若年期、
5、 一日の中でのバランス、
①06:00~10:00、 18:00~22:00. 「カパ」の時間: 維持・免疫力の時間、
②10:00~14:00、 22:00~02:00 、 「ピッタ」の時間: 消化や代謝の時間、
③14:00~18:00、 02:00~06:00 、 「ヴァータ」の時間、活動の時間、
6、食事方法の教え、
アーユルヴェーダでは、食事は瞑想だと考えます。
清潔で落ち着いた雰囲気で、食べることだけに集中します。 怒ったり、沈んだり、気持ちが動揺している時は相応しくありません。 常に座って食べること、 喋り過ぎないこと、と説きます。
* 感謝の念、
* 空腹を感じた時だけ食べる、
* 胃の1/3、1/4 空けておく、(両手ですくえる位の量に留める)
* 疲れきってる時、入浴直後は避ける、
* 適度な早さで、ゆっくり32回噛む、
* 食事中白湯を飲む、
* 冷たいものは摂らない、
* 調理したものを食べる(生の食物は避ける)
* 土地で取れた旬のものを食べる、
* 食後、2~3 分は、静かに座っている、
以上