100%肯定の生き方、"今ここ"の凄さ、禅、
禅の祖・達磨大師から数えて三代目・三祖大師信心銘の中に、"円(まどか)なること大虚に同じ、欠くること無し、余ること無し"と云う境地が詠われている。
白隠禅師坐禅和讃の中に、"行くも帰るも余所ならず、謡うも舞うも法(のり)の声"と云う境地が詠われている。
ただ、全ての事象は、"あるべくようにある"と見える境地、それは、揺るぎない平穏。
不満足や後悔に汚れず、100%肯定して全てを観ると、"今ここ"が、過去も未来とも裁断された永遠なものにも見えて来る。全てが新しく、そして全てが完了している。未完了なものなど存在しないことがわかる。