歌う力、それは人生
昨日早朝、病気で亡くなられた86才の方が、 前の晩、静かに落葉松とかシューベルトの曲を聴きながら、歌を口づさまれていたエピソードを聴いた。
亡くなる直前に大好きな歌を、死の床で小さく歌われると云う場面が、人間の死を迎える時の大きな安らぎを連想させて、感動にふるえた。
以前、悪性リンパ腫の闘病ブログ「佳代子のウェルビーイング」を書いておられた、佳代子さん(故人)のことも不図想い出した。
時々、私のブログにコメントをくれて、シベリウスや、クララハスキルのピアノ演奏のモーツアルトはすごいとおっしゃっていた。そして、私のブログを読んだ時、シベリウスの曲を、よく想い出すことがありますとおっしゃったことがあった。
私も、いずれ人生の終わりを感じる時、私は、どんな歌を口ずさみたいと想うのだろうかと考える。
歌う力、それは、人生への賞賛。 そして神々への感謝。