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November 14, 2014

人生の重たい荷物、

徳川家康は、人生を、重たい荷物を背負っての旅に例えた。

誰しも、人生には、重たい荷物がのしかかっているようにも見える。

それは、誰が作った荷物なのか?

人間は、"印象・気分の集合体"と、禅や唯識では云う。

印象・気分は、実体のない勝手気ままな想像の産物。

事象は、ただ事象。 出来事は、ただ出来事。 それに、脚色・ストーリーをつけるのは、各々の印象・気分の持ち主次第。 各人各様の印象・気分が、真実と思い込んで見る世界を、群盲索像と評される。

重たい荷物など、宇宙の、どこにも存在してはいない。

重たい荷物を作っているのは、各人特有の印象・気分と云う、各人のカルマ(業)の仕業。

"今ここ"を生きるには、印象・気分があっては出来ない。

印象・気分そのものである自分から遠ざかることが修行であり、人格を磨くことであり、安らぎへの道であると云う。

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