流星の雨、インド洋、1956年12月5日、
1956年11月16日、晴海埠頭を出航した南極観測船・宗谷に乗り組んでいた中村純二研究員は、12月5日夜、インド洋上で、一人甲板に出ている時、偶然に、大流星雨に遭遇した。
世界でも、この大流星雨を見た人は少なく、"幻のほうおう座流星群"と云われていると云う。
その中村純二・東京大学名誉教授(91歳)の、講演が、11月16日(日)、向ヶ丘遊園のプラネタリウムで開催されると云うことを知った。
タローとジローの話、南極のオーロラ、大流星雨、そんな話を、当時の宗谷の乗り組みだった中村先生から聴けるとは、何と、ロマンのある話かと驚いた。
11月3日、西日本で火球と呼ばれる流れ星の一種が、大勢の人に観測されたことが報道されていた。その流れ星は、燃え尽きて、福岡・大牟田上空で消えたとニュースは伝えていた。
私の故郷・大牟田上空で消えた流れ星、故郷の三池山のシルエットを想い出す。
数日前に、農村歌舞伎を見に訪れた生田緑地で、プラネタリウムにも入り、富士山頂から見る、秋の夜空の満天の星を見た。宇宙一杯に母の存在が広がって、母と再会したり、そしてまた宇宙の彼方から、地球の私を見たり。
プラネタリウムの年間パス(たったの1000円)を買ったので、今後、時折、母に会いに来ようと想う。