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October 31, 2014

観光ガイド訓練、

今週の水木金はアラブからのゲスト2人を連れて、一日中、都内の石油各社・商社めぐり。

時折、車の中で、日本の観光情報なども披露してあげて、私の観光ガイドの練習にも役だっている。

日本には110の火山があり、世界の約1割が日本にあるとか、富士山の噴火は1707年で、またそろそろ噴火の心配があるとか。 日本の原子力発電は漸減方向にあるものの、一部の再開が来年の初めにあり得る話とか、今48基ある原発の半分くらいが今再稼動申請中であることとかなども。

外国からのゲストに、日本を紹介するネタ帖の整備、これは、私の、長年の宿題でもあり、私のやりたいことでもある。オリンピックへ向けて、拍車をかけて行かねばと想う。

来週末は、ノルウェー船会社の友人が来日する。ギャグ好きの彼からは、最新の英語のギャグネタを聴けるかと楽しみである。仕事でも、冗談ばかり云う関係だったから、今では、ただ、お互いに会うだけで、笑ってしまうような関係。 彼も、私の最新ギャグを期待していることだろう。

私も、ボーっとしていられない。

全く、人間は、一人一宇宙だと想う。

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October 30, 2014

ヤジロベーの揺れ、ブランコの揺れ、

ヤジロベーは、揺れてバランスを取る人形。

私は、このヤジロベーのイメージを心地よく想像する。何故か、自然界の事象を現している様に想える。

大きく揺らせば、大きく揺り返してバランスへ。小さく揺らせば、小さく揺り返す。遊園地のブランコの揺れにも似ている。

喜び過ぎたら悲しみでバランス。悲しみ過ぎたら喜びでバランス。

若い頃は、大きく揺らして、粋がっていたが、今は、揺れがバランスを取る作用であることを知ると、小さな揺れでも、味わう力が出て来たものだと想う。

揺れそのものが、セットで成り立つもの。 揺れそのものが、生きていることだと想う。

静かな秋の日の朝に想う。

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October 29, 2014

岡崎久彦氏との一期一会、

安倍首相の外交・安全保障分野のブレーンとして知られていた岡崎久彦氏(外務省出身)が26日に逝去されたことを昨日の日経朝刊で見た。

TVでもよく出演され、岡崎氏の外交に関する知見は、私も、とても学ばされていた。

あるとき、2~3年前だったか、東横線の電車の中で、偶然、何と私の隣に座っておられて、私はびっくり仰天したが、思いきって、「岡崎さんですね」、「いつもTVでお話を聴かせて頂いております」とか、話かけたら、気さくにあれこれ会話して頂いた。サウジ大使も勤められたこともあり、私も、アブダビに駐在したことなども、共通の話題になったように記憶している。

私もよく、同窓の有志の集いで行く尾山台の和食の店にも、岡崎氏は、よく見えていたことも、店の主人から聴いていた。

電車の中で、偶然に隣に座り、一生で、たった一度だけお会いしたが、穏やかで、何故か、とても親しみを感じる印象深い人であった。

私の脳裏に、"一期一会"と云う言葉が浮かんだ。 岡崎久彦氏との一期一会に感謝したい。

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October 28, 2014

帰省の度の別れの場面、

そう云えば、18歳で大学に上京以来、何度、九州・大牟田へ帰省して来ただろうと想う。

帰省の期間を終え、私が東京へ帰る時、そんな度ごとに、実家前で、両親がバスで発つ私を、見えなくなるまで見送っていた。

両親が亡くなってからは、一人暮らしの姉のアパートに泊まり、姉の家から、その場面。

姉の家を出て、大きい通りに出る小路の間、ずっと私の方を見て手を振る姉。最近、体調も衰え、思うように身体も動かない。

そんな姉が、家の外に出て来て、私が見えなくなるまで見送ってくれる。

大通りに出て、角で最後に手を振る時、私は、いつも照れくさく、わざと、あっさりと、サッと去る。

そして姉は、また一人暮らしの日常に返る。 寂しがり屋の姉だから、胸が張り裂けんばかりの寂しさが襲って来ているかも知れないとも想う。

そんな時、次回の帰省の時は、ちょっとふざけて、一度道路の角に隠れて、すぐまた二、三度、顔を出して、驚かしてやろうかと想う。幼児をあやす時の、"いないいない、バー"のように。 きっと、姉は、驚いて、寂しさが吹き飛んで、笑うかも知れない。

それは、寂しさを軽くする別れの時の、私らしい工夫だと想う。

それは、何だか、音楽の演奏会の終わりに、観客の拍手が促すアンコールに答えて、再登場する演奏者にも似ているのではないかと想う。 お互いに、思いっきり、名残を惜しんで、そして、別れに、ちょっと、明るさも交じり、諦めがつくように想える。

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October 27, 2014

"すずめの時間"、九州・柳川、

週末金曜日から、久しぶりに、ちょっと九州・大牟田へ帰省した時、途中、柳川に立ち寄った。

柳川は、運河の舟旅で有名なところ。約500年前に灌漑用に造られた運河・約4キロを廻る川下りを、改めて味わってみた。

柳川は、私の故郷・大牟田から電車で15分の場所にある。 徳川時代の名将・立花宗重の城下町、うなぎのせいろ蒸しで有名。そして北原白秋の故郷。

運河沿いを歩くと、"すずめの時間"と云う、裏通りの喫茶店の貼紙を発見、5~6分歩いて、昔の武家屋敷を改造した、古民家風の喫茶店を発見した。 江戸時代の武家家屋風の家の中には、北原白秋関係の書籍、大牟田出身の童話作家・内田麟太郎の絵本など、色々な書籍も展示してあった。 縁側近くの椅子でコ-ヒーを飲んだ。庭には柿の橙色が映え、音楽はブラームスの子守り歌が流れていた。

"すずめの時間"と云う名前の由来を訊ねと、北原白秋が貧しい時代、よくすずめと遊んでいて、「すずめの生活」と云うエッセイを書いたと云う。 その文章を見ると、彼は、すずめに親しみを込めて、"茶色のあの小坊主達"と呼んでいた。

私も、ふらりと、訪れた柳川で、川べりの静かな民家の佇まいや、秋の木々や草花を見たり、確かに、すずめとの時間を楽しめたように想えた。

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October 26, 2014

大学時代の会話再現、連合三田会、

先日10月19日(日)、連合三田会と云う、毎年恒例の慶応大学のOBの大同窓会が、日吉キャンパスで開催された。

今年は、私の同期が世話人で、同期の友人がチケットを販売していたこともあり、朝から参加してみた。

先ず、銀杏並木で、早速同じクラスだった友人とばったり会って、私は、早速、茶目っ気を出して、いきなり大学時代の会話にしてみた。

今日、3 時限目 は、社会学だっけ? 代返(だいへん)頼むよ。 またノート貸してくれよ。

お前、 A(成績)の数いくつあんの? 商社は無理だな。 今日、午後から部活だから、じゃーな、 とか。

相手も、茶目っ気あって、すぐ、乗って来て、大笑い。

ゲゼルシャフト、ゲマインシャフト、メルクマール、一考察とか、大学時代だけしか使わなかった用語まで想い出し、妙に懐かしい。

同期の溜り場では、1000円で飲み放題だった。私は、ワインを片手に、知らない工学部のグループと、すぐ友達になって、談笑した。 初対面で、お前とか云いあえる人懐っこい奴もいた。

校舎では、幼稚舎(小学生)の可愛いブラスバンドの発表会もあり、みんなで応援歌"若き血"も久しぶりに口ずさんだ。

私は、何十年経っても、自在の想像力で、大学時代の様な勘違いを愉しんだ。

(2014年10月24日朝の記)

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October 25, 2014

心配することの90%は起こらない、

数日前、ある書籍の宣伝に、「心配することの90%は起こらない」と云う、言葉が紹介されていて、妙に印象に残った。

人生では、望んでも、思い通りにならないことだらけだから、心配することも、殆ど起こらないのが当然だと、容易に想像出来る。 心地好いバランスの発想だと関心する。

起きたことは、起きたこと。 それに何も脚色せずに見る力が、禅なのだろうと想う。

"印象・気分の集合体"たる人間の、印象・気分を入りこませず、ただあらゆる事象は、神の意思の中、あるべくように、あるだけ。

我を忘れた時の安らぎ、無我の安らぎ。

(2014年10月24日朝の記)


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October 24, 2014

マグネシウムで緩めて、カルシウムで収縮、 血圧、

今月は高血圧のことで、勉強してみた。 この夏には、私の禅の師である住職も軽い脳梗塞を起されたりしたので、益々高血圧対策を、考えたくなった。 高血圧は、あらゆる生活習慣病の元になることで、誰しも、考えておかねばならないことだと思う。

― 「高血圧を下げる生活事典」 島田和幸著、成美堂出版 より抜粋-

1. 意外に塩分量が多い加工食品、
ハム・ソーセージなどの肉加工食品、 かまぼこ、ちくわ、などの水産練り製品、チーズ、 パン、 出汁の元、スープの元、

2、 降圧効果が期待できるミネラル豊富な食品、
(1) ナトリウムを排泄するカリウム: 青菜、胡瓜、ナス、ズッキーニ、トマトジュース、バナナ、キウイ、りんご、里芋、ジャガイモ、納豆、ひじき、サワラ、カツオ など。

(2) マグネシウムには、(筋肉・血管など)弛緩させる作用あり: ピーナッツ、アーモンド、玄米、胚芽精米、大豆、豆乳、牡蠣、ひじき、ほうれん草など。

(3)カルシウムには、収縮させる作用あり、: 豆腐、納豆、小松菜、水菜、モロヘイヤ、青菜、ひじき、ゴマ、ワカサギ、シシャモ など。

* 血圧調整には、マグネシウム(弛緩)と、カルシウム(収縮)のバランスが大事。

3、 血圧上昇を抑えるGABA (ギャバ)とは?
ガンマ・アミノ酪酸の別名、 血圧上昇抑え、コレステロール値を低下、また脳を活性化させる効果あり。 発芽玄米、メロン、ほうれん草などに含まれる。

4、  フラボノイド(ビタミンP) : 血圧を適性にコントロールする、
玉ねぎ、セロリ、レタス、 など。

5、 血圧下げる食物繊維、
里芋、山芋、蓮根、ごぼう、大根など、
しいたけ、しめじ、えのきだけ、エリンギなど、

6、 血圧降下作用のある、酢
血圧を正常にするカルシウムの吸収を高める効果。
以上

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October 23, 2014

中高生の留学、模擬面接官体験から、

一昨日会社帰り、語学研修クラブHippo Club で、これから 海外に留学希望の中高生に、模擬面接の面接官役を頼まれ、やってみたら、とても楽しかった。

豪州留学希望の男子高校生には、英語で、質問した。 留学希望の動機、その国を選んだ理由、将来の夢、今の準備状況、日本の紹介したい点、家族状況、など。

高校生の男の子は、緊張しながら、私の質問に英語で一生懸命にジェスチャーも交えながら答えた。 面接は場数だから、その体験も、きっと本番で役立つと想う。

中学生の女の子は、フランス留学希望だから、日本語で面接した。 女の子も、緊張しながらも、大変立派に答えてくれた。 将来の夢も人に役立つ仕事をしたいと云うのが、好かった。

私は、自分が、面接官になったのは、1989年、アブダビで、秘書を雇う時だった。 レバノン人の女性秘書を雇ったが、当時、私が、I will hire you (雇う) の発音が悪く、 I will fire you (首にする)と云ったと、その後、その秘書は、想いだして笑っていた。

面接官とか、色々な、役割をして、若い中高生に役立ったことが、何か新鮮で、嬉しかった。

面接された時?、そうだ、2004年?、家裁の裁判官数人の前で面接され、家裁の調停委員になった時のこと。 そうだ、2006年、アラブ人に面接され、アラブの会社に入ったことも想い出した。

そう云えば、我ながら、色々面接されたりしながら、結構、海千山千で乗越えてきたんじゃないかと、その老獪振りに驚く。 たぶん母は、天国で、ひろしも逞しく生きて来たもんだと関心しているだろう。 それほどでもーと、思いながら。


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October 22, 2014

蚊に刺されて迷い、修行の脆さ、

共に禅を修行する友人が、坐っている時に、蚊に刺されたくらいで惑う人間の心の脆さについて感想を云っていた。

確かに、蚊に刺されたくらいで心が乱れるのだから、ましてや、病気や災害にあった時は、心の平穏など、なかなか難しいことである。

そこで、私は、刺された人間であることを離れて、刺した方の蚊になりきってみると、また面白いと思った。

刺した方の蚊は、してやったりと小躍りして喜んでいるかも知れない。 まして、味も、好かったりしたら笑ってしまう。

被害者である人間の方から見る世界と、蚊の方から見る世界は、全く別世界。

自分を如何に離れることが出来るかが修行。 蚊になりきれば、私はでかい獲物。 また笑ってしまう。

刺された人間であったり、刺した蚊であったり、そして、宇宙と云う傍観者, いや蚊も人間も共に見守っている宇宙がある。 平穏なる、宇宙の調和か。

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October 21, 2014

日本の想い出に"パチンコ"案内、

日本駐在期間を終えアラブへ、数カ月後にはアラブに帰任するであろうアラブ人同僚が、日本での心残りは、パチンコの体験だと聞いてちょっと驚いた。

私は、パチンコは、殆どしたことはないが、近々、会社帰りにパチンコに連れて行こうと思う。

あんなに騒音の中で、機械をセットして、眺めるだけで、自ら進んでやる気はしないが、外国人にとっては、奇異で、ギャンブルが禁止されたアラブでは、やはり珍しいのだろう。

裏通りの隠れた景品交換所なども紹介しようと思う。

将来、観光ガイドの営業準備をしている私には、この様な観光への具体的興味も面白く感じる。

日本のパチンコ産業全体は、年間約20兆円の凄い売上で(一時30兆円産業と云われたが最近は落ちて来て)、一時は、サウジアラビアの石油収入と同じくらいであったことを思い出す。

娯楽にこれだけのめりこむ日本人のギャンブルへの弱さに、ちょっと驚きと心配を感じる。

優等生的行動ばかりではない人間の様々な生活の形態も、確かに、訪れた国や人々の観察の一部であることには違いない。 そんなことを思いながら、パチンコ屋体験プロジェクトのことを思う。

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October 20, 2014

"親からの目線"、

色んな、周りの人間関係も、自分が、その人の親だと想えば、考え方が一変する。

イヤな人も、相性の悪い人も、小っちゃい子供を見るような親の目から見れば、感情も変わって来る。

どうして、この子は、こんなになったんだろうと、憐れみ、愛おしささえ出て来る。

人が現す色々な行動の根源には、愛されたい願望から来ていると思えば、憎さなども薄れて行く。 不完全なままでも、曇りだらけでも、根底にある仏性を感じれば、全てが許せる気がする。

自他一如(仏性)の目から見れば、反発する感情は薄れて行く。

上から目線は、いけないが、"親から目線"は、自分の内面の仏性からの目線。


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October 19, 2014

サンセットはリセット、夕日がくれる可能性、

"サンセット(夕日)、新たな可能性へのリセット"、今朝のひらめき。

毎日毎日、朝は来る。

夕日をみる時の、あの寂しさは、何か乗越えられない感情も沢山体験して来た。

年齢を重ねることも、夕日を見る時の感情に似ている。

ところが、毎日毎日、夕日を見ながらリセットと考えれば、新たな真っ白なキャンバスの可能性が拡がる。 遠足の前の日の童心のようにワクワクもする。

「行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず」、そのながれゆく川を見送る私ではなく、そのサラサラと流れる川の水になるのだ。

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October 18, 2014

悲しんだり、喜んだり、それでこそ人生の美、

悲しい人には、悲しい人が寄って来る。喜ぶ人には喜ぶ人が寄って来る。

世界には、悲しい人も、喜ぶ人もいる。

喜んだり悲しんだり、そのときによって近寄りたい人が変わる。 それが、大自然に従うこと。

いつも悲しみ、悲しみ過ぎても異常、いつも喜び、喜び過ぎても異常。

喜んでも、悲しんでも、いづれでも好し。 その両方があることが、大自然と一体であること。

喜びも、悲しみも堂々と味わって、それでこそ、人生の美。 心を澄ませば、草木も、山々も、碧い海も、星空も、"絶対大丈夫"とささやいている。

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October 17, 2014

愛されたいと云う苦しみから、愛したいと云う涅槃、

善悪を問わず、人間のあらゆる行動の根底には、"愛されたい"と云う願望・本能があると思う。 問題は、それが、"愛されたいと云う、"受け身であることに、私は気づいた。

愛されるために、無間地獄のように、右往左往、あくせく色々なことに挑戦する。 勉強、地位、名誉、財産など、これでもか、これでもかと、色んなもの挑戦して、それでも、結局、外に手段を求めていた自らの愚かさに、人生の終わり頃になって、やっと気づく。

愛されるためには、自らの"愛する覚悟"だけが、純粋に必要だったことに気づく。 親が子を愛する時の愛は、ただ愛するだけで完結している。 愛されることを求めて愛している訳ではない。

"愛する"ことは、自分が愛することが出来たら、それで完結。 相手の反応には関係ない。 結果は神の領域。

真の愛は、恐れがない、取引しない、競争もしない。 風なきところに、炎の揺らぐことなし。

住職の法話を想い出す。


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October 16, 2014

亡き父への手紙、

子供の幸せは、親への最大のご褒美であると聴き、父へも、ぜひ、手紙を書きたくなった。

「ごめん。 生きてる間、冷たくして。 母と同じくらい、俺を愛してくれていたのに。 いつも遠くから見て、隠れて俺を愛していてくれたこと、今は痛い程、わかるよ。

今生ではあんな親子で終わったけど、今では、世界で一番かっこいい男だと思っているよ。忍んで忍んで、陰で、俺のことを見守っていてくれたんだから。

恩返しは間に合わなかったけど、来世では、今度は俺が守る番。

俺は、今、幸せに暮らしているよ。 本当に有難う。 大好きな親父へ。」



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October 15, 2014

亡き母への手紙、

子供の幸せは、親への最大のご褒美であると聴いて、ぜひ、亡き母への手紙を書きたい気持ちになった。

「そう云えば、生きてる間に面と向かってお礼らしいお礼を云わなかったね。どれだけ感謝しているか、やっぱり、云うべきだったことを,今,想います。

貴方の眼差しで、もう世界中から救われたような安らぎを得ていました。百万の軍勢に守られてるような安心感を得ていました。

どんな時にも耐えられる勇気を与えて貰っていました。 「ひろし、負けんなー」と云う、貴方の声が、今でも、はっきりと、私には聴こえます。

そして今、このように力強く生きている男になりました。

私は、今、幸せであることを、貴方に高らかに報告します。 産んでくれて有難う。 」

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October 14, 2014

禅との再会、自己啓発セミナー、

連休中、早朝から深夜まで、アメリカ版自己啓発セミナーに参加して、昨日、最終日、何と、(白隠禅師の)"片手の音"(隻手の音声:せきしゅのおんじょう)のことを、インストラクターが紹介した時、1990年代から、人気のこのような自己啓発セミナーに、禅や仏教思想を沢山散りばめられていることに大変驚いた。

外国人で禅思想に魅入られて、このような自己啓発に役立てて来たことを知った。日頃住職から学んでいる禅の境涯には、到達してはいないと感じるが、人間理解や、二元的に生きて行くには、大変役立つセミナーだ思った。

私が、興味本位で参加してみたセミナーで、また、まさか、禅に出会おうとは、私の深い禅との縁を感じる。

このセミナーで、親や家族への手紙を書く機会があったが、私は、亡き母や、娘に、心の中で手紙を書いてみたことが新鮮だった。

インストラクター曰く、「親への最大のご褒美は子供の幸せ、親への最大の復讐は子供の不幸」と云うのが、私には、大変響いた。

この言葉が、仏性への気づきの入り口だと思った。

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October 13, 2014

水色のジャケット、御嶽山噴火事故、

先日、御嶽山の噴火の犠牲者の11歳の女の子、長山照利(あかり)ちゃん記事を見た。

遺体は、グレーのパーカー姿だったはずが、水色のジャケットを身に着けていたそうです。そばにいた男性が、着せてくれたのでしょう、と書いてあった。

私は、その緊迫した場面と、その情景が脳裏に浮かんだ。

水色のジャケット。

遺体を包んでいた、水色のジャケット。

両親は、その水色のジャケットを、神様のように想ったことだろう。

(2014年10月11日朝の記)


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October 12, 2014

ライトアップされた東京タワーの見えるテラス・カフェ、虎ノ門、

一昨日、会社帰りに、娘と、虎ノ門ヒルズで待ち合わせて、ヒルズ前の、(東京の)シャンゼリゼ通りと云われる通りに面したカフェで、食事をした。娘から、英語のトーフルと云う英語資格試験の対策などのこと相談だった。

娘が来るまで、待ってる間、ライトアップされた東京タワーを、オープンカフェのテーブルから眺めた。そばには、ビジネススーツの若い男性達が、ワインを片手に立って談笑したり、テーブルでは、若いカップルなども。虎ノ門ヒルズが、東京の新たな、名所スポットになったように想う。

その通りは、新しく出来て、マッカーサー道路とも云われ、戦後、大きな通りの構想があったのだろうと想う。これから、地下鉄の新駅も出来て、この通りに、沢山のカフェや店が立ち並び、東京のシャンゼリゼを目指すのだろう。

娘と、英語や仕事の話、今の自分が、ビジネス界でも、現役の先輩であることを、嬉しく想った。

東京タワーの見えるカフェのシーン、そんな週末。

(2014年10月11日朝の記)

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October 11, 2014

3日間、東京でアメリカ版・自己啓発セミナー、20代を想い出しながら、

今日は、横浜ジャズフェステイバルの開催日、麻布の西町インターナショナルスクールの文化祭の日、毎年行っていたのに、今年は、今日から3日間、朝09:00~深夜22:30までの、アメリカ版・自己啓発セミナーに参加。友人に強烈に薦められて、これも縁かと、身を任せて参加してみることにした。

私が20代後半の頃、ジャパンタイムズの広告で見たアメリカの自己意識改革セミナーに参加したことを想い出す。ジョージ・ダンカンと云う30代後半くらいの米国青年のインストラクターだった。アメリカ的な、エネギッシュな、そして暖かい研修だった。

今回は、日本人インストイラクターで、どんなセミナーになるのか、人間探求の機会として、興味本意で参加して試ることにした。

禅の目で見れば、二元論的な、子供っぽい研修になるのかも知れないが、ビジネス社会や、競争社会に生きる若者の心理や、人間探求に役立てば好いと想う。

今日から、3連休期間中、ちょっとした心の旅が始まる。

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October 10, 2014

神のメニュー、

人にとって、天候は、変えようもないこと。今週も台風に備える。

自分の力では変えようもないことは、何故か、すっきりして、諦めがつく。

人生も、変えようもないことだらけ。ただ、備えることは出来る。雨が降ったら雨宿り。

快晴、曇り、小雨、初雪、豪雨、台風、それぞれの体験があり、景色が浮かぶ。

それは、神の作りしメニュー。私は、傍観者に過ぎない。

そして、私も、神の作りしメニュー。

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October 09, 2014

徘徊と云う心理、

文芸春秋の8月号に認知症の方々の手記と、クリニックの人の解説を紹介してあった。

何故、徘徊するのか? との問いに、癒される場所に行く、即ち、安らぐ場所に"帰る"との心理だと分析されていた。

今いる家よりも、もっといい家がある。優しい人のいる家に帰りたいと云う心理で、世間は、これを"徘徊"と云うのだと。

出て行くのではなく、帰りたいのだと云う心理に、ハッと気づかされる想いがした。

私が、いつも動き回る習慣も、深層心理では、帰りたいのかも知れない。

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October 08, 2014

秋の日の朝、旅人のように、

秋の日の朝の空気の清々しさ、小鳥の声が、心地好い。

今まで、旅して来た色々な場所の、清々しい朝の空気を想い出す。

朝焼けの空をみていると、全く新しい日が始まることを想う。

平凡な日も、今日一日の滞在先と思って、今日を送ると、さぞ愉しかろうと思う。

生命とは、大自然のこと。

大自然が、声をかけてくれている気がする。

「好かったねー、よく来たねー」、それは、優しい母の声にも似て。


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October 07, 2014

衆議院予算委員会傍聴、

昨日の関東地方・台風18号通過の日は、アラブの特別休暇の日で、外出せずに一日中、家に篭る覚悟でいたら、昼から台風一過、晴れて来て、急遽、当初予定の国会見学に出掛けた。

大学時代の同期の友人が国会議員の秘書で、以前から国会見学の機会を提案してくれていたので、丁度会社が休みの日でもあり、また、東横線も11:30頃、運転を再開したので、社会見学のつもりで、行ってみることにした。

衆議院予算委員会は、台風にもかかわらず朝9時~午後5時まで開催中であった。傍聴券を貰って、国会の本会議場のそばを通って、予算委員会会場へ着いたのは14:30、 熱心な質疑に、大変刺激され、17:00の終了まで、傍聴した。

沖縄の基地問題、外為特別会計(1.2兆ドル)の取り扱い、日本郵便株式上場予定、外国人への生活保護費支給の実態など、話を聴いてる内に、朝から晩まで、坐りっぱなしで、議論を戦わせている政治家の皆さんに、多少尊敬の念も湧いて来た。(今朝の日経の4面に昨日の国会論戦の要旨が掲載されていて、記念に保管することにした)

安倍総理や、麻生副総理、石破大臣など、まじかで答弁も聴いて、何か芸能人でもみてる様な気持にもなった。会場は、約100人の政治家や秘書、官僚、参考人など、傍聴席は、約20人の報道人やカメラマンと、昨日は台風のせいか、私や数人の一般傍聴者だった。

国の方向を決める議論がなされている現場に身を置いて、何か、その重要性の緊張感をヒシヒシと感じた。

午前中は、大雨強風で家の中に篭り、午後は、国会で予算委員会を初傍聴とは、全く人生の日々の展開の驚きでもある。これも、何かしらの私の縁であったのだと想う。

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October 06, 2014

椅子になると云う発心、

住職の師、仏国寺の原田湛玄老師は、"椅子になる"と云う発心を立てられていることを想い出した。

椅子は人さまに坐って頂くもの、自分は徹底して奉仕するだけのもの。決してゲストにはならず、サーブするホストに徹すること。

自分がゲストと思った時、人は心が乱れる。自分はただ、人にサーブするだけの存在に徹した時、怒り、愚痴は消える。

通常の人間関係は、ゲストとホストの関係で成り立っている。時に傲慢や卑屈な人間関係を生む。ゲストとゲストであれば最悪で、いつも大喧嘩。

「私は、椅子になる」、凄い発心だと想う。流石、住職の師の言葉だと感動する。

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October 05, 2014

綱島にて、天城山が映える

昨日は、住職の2ヶ月振りの坐禅会復帰の日だった。脳梗塞と云う病気の割りには、驚異的な早い復帰振りである。 皆が坐禅中にそーっと照れくさく入って来られた。そして坐禅の後、開口一番、笑顔で、「ごきげんよう」のユーモアであった。

久しぶりに住職のお元気な姿に会う人は、感無量であった。聴き入る人たちの胸が熱くなっているのがわかった。住職の言葉一つ一つが、新鮮に感じられた。

道元禅師の禅とバクテイー(祈り、念仏)の融合の境地として、道元禅師の句を紹介された。「峰の色 谷の響も 皆ながら 吾が釋迦牟尼の 声と姿と 」、私には、すぐ、天城の山々、木々、草木、、、、、が浮かんだ。

いつもの様に、坐禅会の後の懇親会もされ、全てが、かつての穏やかな日々に戻った日だった。

それでも、また道元禅師の"薪と灰の公案"を想い出した。薪が灰になるのではない、薪は薪の法位、灰は灰の法位。

"今ここ"の、その時その時の耀きだったのだ。

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October 04, 2014

太陽は昇らず、太陽は沈まず、

始まるものは必ず終わる。 生まれたものは必ず死ぬ。 会うものは必ず別れる。 昇った太陽は必ず沈む。

始まりに喜び、終わりに悲しむのが人間の感情。 昇る太陽に希望を見出し、沈む太陽に寂しさを感じる。

さすれば、人生は喜びと悲しみの半々で成り立っていることに気づく。

そして、その悲しみ・苦しみから逃れる為に、考え、修行して行く先に、"太陽は昇りもせず、沈みもせぬ"ことに、安らぎを見出す。

「生ずる喜び・滅する悲しみ」から、「生じてもいない、滅することもない世界の歓び」へ向う。

堂々と思いっきり、喜び悲しみに振りまわされても好い、それが生きている証拠。

そして、一方で、生きてもいない死んでもいない自分の安らぎを感じられれば、人生の達人だと想う。五感六識、執着、煩悩を、波として、大海が見守る。


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October 03, 2014

落語の中の俳句、 失笑、

春雨を季語に、句を作れと依頼された、長屋の八っつぁんが、作った句が、「船底をガリガリ かじる春のサメ、」 とは、、、、、。風流などすっ飛ぶ、くだらない句に、思わず失笑。

「初雪や、二の字二の字の、下駄の跡」、 これはいい。 薄く積もった雪の上を歩いた下駄の跡、遠い日の情景に、心が清くなる想い。

そこにまた、八っつぁんが出て来て、、、、「初雪や、これが塩なら、大儲け」。

このやろうーと,どつきたくなる様な、ずっこけ振り、そして、後からじわっーと来る笑いの衝動。

長屋の八っつぁん、好いなー。 江戸っ子でいー 、てやんでー。

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October 02, 2014

世界の動乱の中で、"虫の目、鳥の目"を想う、

昨日の外国の新聞は、香港の民主化デモの激化が中国本土に飛び火する可能性に触れていた。

イスラム国の進出の次の標的に、湾岸王政諸国(サウジ、アブダビ、ドバイなど)になる可能性にも、触れていた。

最近の原油価格の下落(アメリカ本土での原油生産増加)で、サウジは来年にも赤字財政に陥る懸念をIMFは指摘、サウジの最近の財政支出の大きさの反動を懸念。

そう云えば、過去も、いつも世界は動乱だったと想う。それが、昔は、いつも人ごとだったのが、今の私は、何か、ちょっと身近に、人間社会の心配ごととして感じる。

人間一人一人の持つ煩悩の集合する人間社会の業(ごう)の展開。

それでも、目を凝らして見れば、自然界の平穏な営みも、沢山ある。気づけば、静寂の空間も、安らぎの時も、至るところに溢れている。

虫の目で見たり、鳥の目で見たり、まるで一元論と二元論の展開の様でもある。

二元の苦しみの中で生き、一元の世界に安らぐ。

人生の動乱も、時に鳥の目で見て、安らぎを見出せればと想う。


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October 01, 2014

ホテルのTVで見るBBC,CNNニュースの場面、

海外出張の時の宿泊ホテルのTVで朝夕見る、BBC、CNN、ニュース。

そんな場面は、私の、熱血ビジネスマン時代を想い出させてくれる。

中東、ヨーロッパ、アメリカ、行く先々で、CNN、BBCニュースを聴き、朝から、夜まで、沢山のビジネス面談をこなし、その日の内に、レポートを仕上げ、本社へFaxを入れる。そんな時代の、自分に、何か、今では、滑稽さも感じるくらい。

夢中過ぎて、自分の世界だけで、でも、楽しかったなーと思う。

今でも、たまに海外出張する時は、ホテルのTVで見るBBC,CNNが、ただ懐かしく感じる。世界はドンドン変っているのに。

今では、心静かに、内心はのんびりと、仕事に対処出来る境涯に、ちょっとした安らぎ。仕事に於いては、海千山千になったてことかなとも想う。

人生の色々なシーンを、想い出しながら、サラサラと流れ行く川を想う。


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