旅心シンガポール、
昨日早朝、一週間のシンガポールへの出張から帰国し、通常の生活に戻った。
今回のシンガポールは、アラブから出張して来たアラブ人4人と現地で合流、毎日、顧客との面談や内部会議に明け暮れた。気心の知れた仲間達でもあり、日本人の私は、独特の日本人的文化の感覚で発言することが、寧ろ、彼らから求められ評価されたことで、フランクに意見が言えて、気持が好かった。
ホテルから、オフィスまで、シンガポールの中心繁華街オーチャード通りを一週間、毎日歩くのも、旅心が満足させられて、愉しかった。土産(Souvenirs)のことを、"潮人巧思"と云う漢字で書いてある看板を見つけて、潮の様に漂う旅人の巧い考え、それが土産と云う考えである、そんな表現に、何とも云えない旅のロマンを感じた。
金曜日の昼、一週間の顧客との交渉が全て無事終了し、金曜日の午後から夜のフライトまでの、やっと解放された自由な時間ができた。 そこで、私は、シンガポール在住の3人の友人に電話をしたら、ある船会社の友人は、急遽だったが、オフィスで約30分会え、ある商社の友人は、ホテルのロビーに約10分くらいの時間しかなかったが会いに来てくれた。 又ある欧米の石油トレーダー会社の友人は、電話で、又、次回是非会おうと約束した。
今回の、非日常の出張体験の中で、私は、何か、淡々と、仕事も、旅も、人間関係も、ただ、あるべき様に、サラサラと、流れて行く様に感じた。 私は、その流れに、ただ身を任せて心地好かった。
それも、人生の、仄々とした1ページになった様に想う。
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