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August 19, 2014

アラブの春のその後、

アラブで独裁政治からの解放であったアラブの春が、思いがけない展開をしている。

「米イラク空爆を決断、傍観リビアの再現懸念」、8月14日の新聞の見だしで、私は、オバマ大統領の苦悩が読み取れた。

リビアのカダフィ独裁政権が倒れ、今では、5つの武装組織が乱立し、勢力争いで、内戦状態に陥ってしまったリビア。

米国は、シリアでも、戦争に関わりを避け、傍観し続けた結果、反政府勢力内にイスラム過激派勢力が増し、アサド独裁政権との内戦状態が恒常化してしまった。 今さら、米国はどちらにも支援できづ、手を出すチャンスを失ってしまった。リビア、シリアは、戦国時代のような群雄割拠の状態になり、戦火に苦しむ民衆が増してしまった。

選挙で勝ったイラクの政権も、旧支配勢力への報復的行動から対立を劇化させ、また内戦に陥りそうな瀬戸際に立って、やっと新しい首相のもと、和解の道が拓けるか険しい道を辿っている。

オバマ大統領は、軍事行動への嫌忌から、紛争にも優柔不断な傍観者をやり続けて来た結果、イラクは、過激派勢力の非人道的支配の拡大が深刻なレベルに達した。このような、現実の国際政治の中で、米国はイラクでの過激派への空爆を、遅ればせながら決断せざるを得なくなった。

8月17日の朝刊には、米国の、イラク過激派掃討空爆拡大、アラブ諸国沈黙で支持の見出し。18日夕刊には、米、空爆対象拡大、クルド人部隊支援、イラク北部のダム奪還とあった。

人間の煩悩・利害の激しいぶつかり合いの時には、時に、誰かが止めに入らねばならない時があると思う。それは、毘沙門天のように、不動明王のように、仏性の化身であって欲しいと想う。

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