電信柱にごっつん、幼児の女の子が泣いていた、
先日、通勤途上の光景。 お母さんに連れられて、歩く幼児の女の子、小さなリックを背負って、歩くのがとても楽しいらしく、ニコニコしながら、お母さんの横を少し離れて、道草をしながら歩いていた。
お母さんは、もう一人赤ちゃんを抱いて、その女の子を気にしながら、歩いていた。
女の子は、歩きながらも、満ち足りて、ケラケラ、ケラケラ 笑いながら歩いていて、こちらも楽しくなる程であった。
ところが、突然、電信柱の所で、ギャーと泣きだした。 帽子をかぶっていて、電信柱がよく見えず、避け切れず、ごっつんと電信柱に頭をぶつけて、転んで泣きはじめたのだった。
駆け寄るお母さん。 そばを歩く、知らないおばさんも近づいて来て、「いたかったねー」と、あやしてくれた。
私も、「痛かったねー」と、心の中で、つぶやいた。
しゃがみこんで、泣きやまない女の子、お母さんは、濡れたハンカチでおでこを冷やしてあげていた。 見てる3人の大人も泣いた。
絶好調の幸せからの突然の災難、そして、みんなでかばい合う光景、まるで、人生の浮き沈みを見るようであった。
そして、また女の子は、歩きはじめることだろう。
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