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July 09, 2014

七夕(たなばた)と読むロマン、

一昨日の七夕の前に、九州の、満洲の会の先輩から贈られて来た、自作の小冊子の中に、七夕の読み方の由来書かれていて、それは、古代の日本のロマンを感じさせるものだった。

古代から日本では、春・秋のお祭りには、神社に、米・野菜など山の幸、海の幸と共に、蚕から取れた糸で作った布も献上奉納していた。お祭りの前、1カ月くらいから、各々の神社の境内で、村で選ばれた娘が、身を清めて、竹で作られた棚の上で、機織り機で機織りをしたと云う。

その女性を、織姫(おり姫)、棚機姫(たなばた姫)と呼んだと云う。 その女性が、いつしか近くで牛を飼っていた牽牛(けんぎゅう)と恋仲になり、天帝の怒りに触れ、機織りに精進させるために、二人を天の川の両岸に別けられたと云う。

二人は、夕七つ頃になると、天帝が水浴びをされるので、その時、川岸に出て来て、遥かに霞んで見える恋人を見つめ合うだけでした。 (時期は、夏祭りのひと月前の、正月から数えて七番目の月の夕方)

そこに、カササギと云う鳥の大群がやって来て、橋の形に並び、そんな時に、二人はデートすることが出来たのだと云います。

それから、七と云う数時に、特別な意味を込め、七月七日が、棚機姫の恋のお祭りになったのだとか。

昔から同じ数時を重ねるとめでたいと云われ、1月1日、3月3日、5月5日とかあるが、7月7日として、七夕を "たなばた"と呼んだのだと云う。 また、天上の1日は、地球上の1年に当たるとも云われています。

七夕が、どうして、"たなばた"と呼ぶのか、満洲の会の先輩が教えて下さった古代日本のロマンです。

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