無常・無我・涅槃、から見た現世の様相、
私の高知の友人が、1年半前に云った、生物界の観察の言葉と、奇妙に、仏法の言葉が、ぴったり合うような気がして、驚いた。
地面の下でも、生物達の"弱肉強食"が行われているが、これは、時に、"命の紡ぎ合い"とも見え、いや、また"新陳代謝"とも見えると、私の友人は云った。
"弱肉強食"と見る人は"無常"を感じ、"命の紡ぎ合い"と見る人は"無我"を感じ、"新陳代謝"と見る人は"涅槃"と相応するのではないかと、私は思った。
人生に於いては、一つの目に執着せず、三つの目で、複眼的に見て生きれば好いのだと想った。
仏法の三宝印、"諸行無常"、"諸法無我"、"涅槃寂静"が、友人の言葉と奇妙に、繋がる想いがした。
一つの事象を、三つの光を当てて、見ていることだと云う。
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