進学・就職・結婚・出世 と云う罠 、
進学・就職・結婚・出世、これらは往々にして外見に囚われる。それは人生の大きな罠、落とし穴だったことを想う。そしてそれらはエゴの象徴でもあった。誰しも、いずれは、これらに、どれだけ振り廻されて生きて来たことかと思うだろう。
外見上、いい学校に入っても、幸せにはなれない。自らの意思で何を真剣に学ぶか、学びたいのかが、人生で、いずれ問われる。世間体のよい進学など、空っぽの形式に過ぎない。
外見上、いい会社に入っても、幸せにはなれない。自らやっている仕事が、社会に役立っているのか否か、いずれ自問する時がくる。世間体のよい会社に入っても、社会に役立っている充実感がなければ、これも空っぽの形式に過ぎない。
外見上、いい結婚をしても、幸せにはなれない。相手との縁に於いて、お互いに、自らのエゴを捨てて行く歓びがなければ、我ままな、一人ぼっちと同じ。これも空っぽの、形式だけの結婚に過ぎない。
出世は、まさに、エゴの象徴、修行の対極にあるもの。そして外見上の束の間のものを追うようなこと。
人間が、往々にして、こんな外見だけのことに振りまわされ生きていることが、滑稽に思える。振りかえれば、今まで見えなかった罠が見えて来て、こんなに単純な罠だったのかと、滑稽に思える。
外見の価値観の呪縛から解放されて、霊性(内面)の向上の為に精進しようと想う。
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