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July 27, 2014

無言館・窪島誠一郎さんの"母の落花生"、

先日の朝、出勤前、近所の洗濯屋さんへ行った時、立ち寄ったコンビニでPHPの小冊子に目が留まり、購入して電車の中で読みはじめた。 長野・上田にある、戦没者・画学生達の全国の作品を集めた"無言館"の館長をしておられる窪島誠一郎さんのエッセイ・"母の落花生"に、、、、涙を堪えながらの電車の時間となった。

窪島さんは、作家・水上勉さんとかつて同棲していた益子さんの子供(昭和16年生まれ)であるが、窪島さんが2才の時、夫婦が破綻、窪島家に引き取られて行った。

戦後30年経った時、昭和52年、窪島さんは母と再会、お母さんは、謝ってばかりだったと云う。再会後は、一度ホテルで食事をしただけで、「会いたい」と云って来る手紙に、窪島さんは、一度も返事を書かなかったと云う。

その益子さんが自宅で自殺したのは、平成11年6月末だったと云う。 義妹は、窪島さんに心配させまいと、母は心臓発作で亡くなったと云っていたと云う。

母の81才での自死を知った晩、母が死ぬ前に送って来た落花生を想いだして袋を開けた。落花生は母の故郷・千葉の名産で、毎年、秋になると、必ず送って来ていたものであった。

窪島さんは、"母の落花生"に、涙が止まらなかったと云う。

人は、何かメッセージを伝えて生きている。

(2014年7月25日の記)


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