雨の中、明治・大正・昭和の街を歩く、江戸東京たてもの園、
昨日は、当初予定していた、埼玉在住の高校時代の先輩との約束が関東地方の大雨警報で延期になり、武蔵小金井にある江戸東京たてもの園を初めて訪れてみた。
"千と千尋"の映画に出てくるような街並みや建物があり、2・26事件で襲撃された高橋是清邸も移築されていた。青年将校達が、踏み込んで来た部屋や階段の様子が、現場を見るような想いにもなった。
広大な小金井公園の中にある、様々な昔の建物の展示のことを、私が、今まで知らなかったことが驚きだった。大学時代、親友が慶應大学の小金井の寮に住んでいて、小金井にはよく来たが、寮と駅前の居酒屋しか見ていなかった。近くには玉川上水が流れ、静かな、緑溢れる場所だったことを、今になって知った。
昨日は雨の日だったから、"たてもの園"を訪れる人も少なく、私1人に、ボランテイア・ガイドの方が、2人も連いて、建物を約2時間に亘って案内して下さった。ガイドさんの1人は、昨日が初めてガイドする日だったそうで、私が最初のお客さんだったとのこと。3人で回ったので、私も、時折ジョークを飛ばしながら、色々な説明が聴けた。
大正や昭和初期の商店や居酒屋なども、何か心安らぐ光景だった。醤油の秤売りの様子も再現されていた。
私は、いつも観光地ではするように、英語のパンフレットを貰い、将来、英語ガイドで外人を連れてくる日の為に、勉強する材料にした。 名古屋の明治村、東京の生田緑地の民家園、それとこの江戸東京たてもの園は、建築に関心ある人には、とても印象に残る場所だと想う。
昨日は、東京オリンピックへ向けて、観光ガイドの勉強への意欲を新たにした一日でもあった。
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