テイクナット・ハーン、ベトナムの禅僧の書籍、
先日、住職に、テイクナット・ハーンの著書、"死もなく、怖れもなく"(春秋社)を、紹介され、読んでみた。
テイクナット・ハーンの名前や、いくつかの言葉は、聴いたことはあったが、彼が、住職の師の師、原田祖岳老師の米国人の弟子カプロさんと、禅の繋がりがあったことを、最近、住職から聴いて初めて知った。
書籍には、ヴィヴェーカナンダの表現力に劣らないくらいの禅の思想が、散りばめられていた。
「無常は、私たちが変容し、癒され、解放される為の道具である。一粒のトウモロコシも無常でなければ、トウモロコシの茎はできない。トウモロコシの茎が無常でなければ、私たちが食べるトウモロコシの穂はできない、貴方の娘が無常でなければ、成長して女性になれない」
「愛は、無常と共に、生きのびる」。
「誕生の瞬間は、貴方の継続の日に過ぎない。」「生も死も、永遠の変容」。
シェークスピアは、「生きるか、死ぬか、それが問題だ」と云った。仏陀なら、「生きるか死ぬか、それは問題ではない」と云っただろうと、"生ぜず滅せず"の世界を、色々な言葉で説いている。
道元禅師、白隠禅師、ヴィヴェーカナンダ、テクナット・ハーンと、色々な言葉で、頂きを眺める。
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