船に予め取り入れる海水・バラスト水の安定、人生航路
最近の海難事故、韓国のフェリー・セオール号は、船の重心を低く安定させる為の海水の取り入れ(バラスト水と云う)を少なくして、荷物を上の方に多く積んでいた為、重心が高く、傾斜した時にバランスを崩し、制御不能に陥って沈没した。
私は、この船の航海技術と人生が似ていることを想う。 安定の為に船の中にわざと海水をいれて、船をある程度沈めて安定させる技術のことを。
人生のバラスト水とは、"思い通りにならないこと""不幸"。
バラスト水が無いと、人生航路も、風に煽られた時、大きく舵を切った時に、復元力を失い制御不能になる。
船を沈めてしまう海水も、多からず、少なからず、取り入れてこそ、船は安定して、すいすいと大海原を進む。
今日も、私の人生のバラスト水は十分にあるかチェックしてみよう。ちょっと十分過ぎる気もするが。
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