うなだれ、今にも気絶しそうな、死刑囚の母の写真、イラン
今年4月中旬のことだったと云う。イランで公開処刑の直前の刑場で、観衆の最前列で、うなだれて立ちあがれない、処刑される囚人の母親の写真を、昨日、インターネットで見た。
喧嘩相手の男性を殺した囚人は、怯えた様子で、刑場で、黒い目隠しをされ、絞首台にかけられる直前、被害者の母親は、群衆に向かって語りかけた。
母親は、殺された息子のことを思ってどんなに苦しかったかを語った。また、最近、殺された息子が、夢に現れ、あの世で、安らいでいると云う夢を見たと。
さまざまな心の葛藤を経た上で、被害者の両親は、処刑の直前、その囚人を赦し、処刑は中止された。
被害者の母親は、囚人を、平手打ちして、両親で、囚人の首からロープを外した。
うなだれて気絶しそうだった囚人の母が、赦してくれた被害者の母を、泣きながら、抱きしめる姿の写真もあった。
もう、言葉は,何も要らない。
万巻の経典にもまして、多くの感動と学びを与えてくれるシーンでもあった。
http://photo.sankei.jp.msn.com/kodawari/data/2014/04/18iran/
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