十字架の意味、
子供を交通事故で亡くされたご夫婦が、天上界の仏像には手を合せられず、十字架のイエスキリストの前には、自然と手を合せられたと云う話を、昨日、住職から聴いた。
キリストは苦難に満ちた無間地獄の中におられる。一切の救済の為に、私は無間地獄の中へ行きますと。
正しい人を招く為ではなく、罪人を招く為に、身代わりに、無間地獄へ行きますと、マルコ伝に書かれていることを、知った。
十字架の苦しみの中の悲惨な姿のキリストに、何がお願いできようか?、天上界の安らぎの中にいらっしゃる仏さまの姿には、お願いできても、十字架に処せられたキリストの無残な姿に、何がお願いできようか?
住職は云う。自分の中のイエスキリストに気づいて下さいと。それが菩提心ですと。
神に対する過ちは、神ご自身しか、あがなうことはできない。神、即ち、一切が私であると、菩提心を理解した人でないと、神に許しを請う力がありませんと。
何か恩恵にあづかったとしたら、それは貴方の善行の報いではありません。キリストの十字架のあがないの故ですとも、おっしゃった。
十字架のキリストの姿を想い出す。今日は母の日。
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