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April 10, 2014

NHK 連続TV ドラマ 、"花子とアン"、幼児の頃の母かとも想う

私は、普段TV ドラマは、さほど見ないが、最近の朝のNHK連続TV小説・"花子とアン"は、子役の女の子に、私の母の子供時代を想像して、ジーンとする。

私の母は、長崎の半農半漁の村で育って、大勢の兄弟・姉妹の長女で、尋常小学校しか出ていないが、文学少女だったと云う。ついに、二十歳前に家出して、満洲に渡ってしまった。母は、私に、沢山文学の話をしてくれた。裏山で、空を見ながら、詩を読む様な兄弟・姉妹に育ててくれた。

幼い花子が東京の女学校の寄宿舎で、田舎の母親に書いた手紙を読んだ母親は、ちょっと、"元気"と云う言葉が多過ぎて、花子のホームシックを感じ取ってしまう。母親の感じる力は凄いなーと想う。

花子の寄宿舎の門に、夜、東京へ行商中の父親がこっそり会いに来た時、塀越しに話すお父さんの優しい声。

私の娘が幼かった頃、娘との会話を想い出す。多摩動物園のライオンバスや、向ヶ丘遊園の"廻るコーヒーカップ"、自転車のハンドルの補助椅子に乗せて公園に行ったりして遊んだ日々を。

もう母も父も他界して居ない。 娘も成人して、子供時代の娘も居ない。

それでも、心のチャンネルを合わせれば、"花子とアン"のように、心の中にスクリーンが浮かんで来る。それが、返らない日々であっても、今を生きるエネルギーにもなっていると想う。

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