部分結氷の山中湖、雪景色の中、静寂の富士、
先日、友人から頂いたホテルの優待券を利用して、何十年振りかで、山中湖に旅してみた。 丘の上から見ると、湖の半分(浅い部分)が、白く、結氷していて、初めて目にする神秘的な光景だった。
冬の、ひんやりとした空気の中、圧倒的に眼前に迫る富士、麓も雪の白い帯。 自衛隊の演習場付近が、特に、先日の雪で覆われているのだと云う。
心地好い静寂の中、冬の富士。 夕日、夜明け前、朝日に輝く富士、快晴の富士、刻一刻と、変化する富士に見惚れた。
大学時代に、毎年、夏合宿は、山中湖に来た筈なのに、余り印象が無いことが不思議に感じられる。山中湖一周(14キロ)のマラソンのきつかったこと。 湖畔でキャンプ・ファイヤーをしたことなどは想い出す。
山中湖、富士の美しさを、その時の私には、受信する力が無かったのだろう。
江戸時代の人が見た富士を想った。 広重が見た富士を想った。 北斎が見た富士を想った。
そんな、ちょっとした、静かな時間が、まるで、人生にメリハリをつけてくれるようで、リフレッシュ出来たように想う。