すっぽりと三輪の世界、光の世界、
10日(金)の深夜バスで、住職ほか10名くらいで、住職の故郷・奈良・三輪の旅へ向った。バスはカーテンを締めて、夜通し走り、明け方カーテンが開いた時には、もうそこは、明日香の里が広がっていた。
現地で合流した方々、と総勢約35名の太極拳・坐禅会のメンバーで、すっぽりと三輪の世界に入って行った。
第10代・崇神天皇の皇居跡の寂れた神社、仏教伝来の地、巨大な鳥居の大神(おおみわ)神社、神の山・三輪山、聖徳太子ゆかりの平等寺は住職の親友・兄弟弟子の丸子幸法老師がおられる寺、慶田寺は住職が出家された寺、三輪の小さな町は、何か、特別な空気が流れていた。
JR三輪駅は無人の小さな駅、町にはコンビニも無い、素麺屋さん、小さな八百屋さん、豆腐屋さんなどがひっそりと並び、大神神社の参道には出店、甘酒屋さんなどが立ち並ぶ。
住職が育った三輪は、何か、初めて訪れる人でも、誰しもが郷愁を感じるような、静かな温かい光りに溢れていた。
今日から、数回に分けて、三輪の世界を綴ってみようと想う。
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