鞆の浦、初日の出、7時16分、
元旦の早朝、まだ暗い時間、少し薄灯りがさして来る時間、海岸の波打ち際の夜明けの光景に、幼児の頃見た光景のような、懐かしさを感じて胸が一杯になった。
母の実家の長崎の田舎の海辺とだぶったのだろうと想った。打ち寄せる波の音、静かな海に浮かぶ島影。人生が始まった頃に見た、私の人生の原風景なのではないかと想った。
仙酔島の夜空は、プラネタリウムのような満天の星だった。
仙酔島から早朝 6時40分、船で初日の出を見に出航、参加者は約40名。
そして、瀬戸内海に昇って来る神々しい初日の出を見ることができた。 7時16分。海が緑に見え、目玉焼きのような太陽から、船に向かって一直線に光が延びていた。思わず合掌する。
今年は、たまたま、初日の出を拝むことができた。 人生に於ける節目の光景。
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