子供だと思えば、
周りを全て子供だと想えば、世界は一変する、世界観も一変する。
例えば、最近天皇陛下に直訴した山本太郎議員。世の中を変えるには、議員・政治家になるのが一番有効なのに、政治行為が憲法上できない陛下に直訴すると云う行為は、直訴と云う行為そのものの前近代性と共に、違和感が大きく、世間からの厳しい反応が噴出する。
それでも、放射能の危険から子供達を守りたいこと、放射能を浴びながら現場で作業する労働者の給与の現状を世間に知らせたかったと云う彼の思いの真剣さはわかった。大人としては、愚かな行為も、彼を子供としてみれば、彼の真剣さだけが抽出されて、その一所懸命さが伝わる。
世間の色々な変な人達も、嫌いな人達も、罪を犯した人達も、皆子供だと思えば、寧ろ、その屈折した心が、愛おしくさえなる。
"衆生本来仏なり"とは、そう云う境地ではないかと想う。全てが我が子。 動物も植物も全部含めて、全てが我が子。 一体のもの。
我も神の子、彼も神の子、大海の波を想う。
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