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November 04, 2013

田舎歌舞伎、囲炉裏の煙、生田緑地民家園にて、

昨日は、初めて、農村歌舞伎を向ヶ丘遊園・生田緑地・民家園の船越歌舞伎舞台で鑑賞した。 あきる野座・秋川歌舞伎の方々、秋の心地よい季節の田舎の光景の中、子供達の口上の可愛らしさ。

安政4年に建てられたこの歌舞伎の舞台は、三重県・志摩半島の大王崎に近い船越と云う漁村から昭和48年に、この生田緑地・民家園に移築されたと云う。

中学生も演じてくれた舞いや、"本能寺の場"を演じる役者の初々しさ。また歌舞伎独特の見得をきる時の、子供達の可愛らしさ、微笑ましさに、忘れかけていた人間の素朴さ、愛おしさを想った。遠い昔に見た日本の田舎の光景の中、しばし我を忘れた。

民家園では、飛騨高山から移築されたような藁葺きの家、囲炉裏に燃える薪の匂いにも、飴色の板張りにも、日本昔話のような世界に酔った。

2013年、文化の日、そんな、メルヘンの世界への小旅行だった。

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