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November 09, 2013

島倉千代子さんの歌、小児麻痺のまま30代で逝った従妹、

昨日、会社帰りに立ち寄った行きつけのジャズ喫茶で、島倉千代子さんが亡くなった話をしたら、店のママが、島倉千代子さんを偲んで、島倉千代子さんのレコードをかけてくれた。

"♪からたち日記"、"♪東京だよおっかさん"・・・・・・・・・・。

小児麻痺で生まれた、私の従妹が、島倉千代子の大ファンだった。子供どうし、親戚どうし会うことも多く、同世代だから、はにかみながら会話していた頃、小児麻痺の姿を見るのが辛かった。

私が、約20年前、日本を離れ中東で勤務する頃、仕事で一番バリバリの頃、従妹は30代でひっそりと亡くなった。両親は、小児麻痺の我が子を遺して自分が先に死ぬことを恐れていたので、それでよかったのだが、両親は、棺の中に一緒に入らんとするばかり、取り乱したと云う話を姉から聴いた。

福岡には、"しいのみ学園"と云う施設にも、お世話になっていた。従妹は小児麻痺を通して、人生を、普通の人より、もっともっと、美しく感じたかも知れないと想う。人の優しさ、温もりは、自分が一番弱い時にわかる。

島倉千代子のお姉さんも小児麻痺だったことも、昨日知った。歌が上手だったが、小児麻痺だから、妹に歌手になる夢を託したのだと云う。

島倉千代子さんの声は、子供時代の、美しい日本の光景と重なって、純粋な子供の心に引き戻してくれる。

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