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August 01, 2013

鹿児島本線、長洲駅の光景、

先日、東京から九州へ帰省した時、空路・鹿児島へ入り、鹿児島中央駅から新幹線で熊本駅へ出て、熊本駅から在来線(鹿児島本線)の普通電車(2輌編成)で大牟田駅へ向った。

地元の高校生などを乗せた2輌編成の電車が、田原坂駅など、田舎の山野の光景を走る。

大牟田に近付いたところに、金魚で有名な長洲駅がある。駅前でさえも、建物も少なく、静かで、賑やかさと無縁の田舎の小さな駅。電車は、そこに、数分間、時間調整で停まった。

何か人生の戦(いくさ)の跡のような静けさを感じた。蝉は、ワシワシワシと激しく鳴いているのに。

東京は戦(いくさ)の光景、田舎の小さな寂れた駅は、妙に落ちついて心が鎮まり、私は、美術館で見る絵画のように、その光景を鑑賞した。

人生の中で、天下分目の関が原も体験して来たのだろうと想う。その戦(いくさ)の跡の静けさのような、安らぎの光景に、見ている私の目が変わって来たことに気づいた。

実は、こんなに、素晴らしい絵画の中に生きていたことに、ハッと気づいたような気がした。

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