身体と虚空世界、バランスの美、
昨日の朝、住職が指導する気功の時、「身体と虚空世界も、陽と陰のように、きちんとバランスが取れている」と云う話をされた。
身体が衰えて来ると、虚空世界の力が増す。
私は、身体を波、虚空世界を大海と、内心で訳しながら、宇宙の壮大な力をイメージした。気功のゆったりとした動きの中に、その大宇宙のバランスを感じ取る。
若さは波(エゴ・煩悩)の華、年をとって行くことは、その波が、また大海(無我)へ薄れて行く様(さま)。そしてまた大海から、波が誕生して行く、その繰り返しの永遠の事象、宇宙の事象。その動きを全体として見れば、安らいでいる。 波(身体)であることだけを見れば、その安らぎを味わうことはできない。
昨日、気功会場が暑いので、体育館の2メートルくらい上の窓も開けるために、私は、窓の縁に飛び乗り、降りる時に、何と転倒して少し頭も打ったが、その直後、住職に、「もう、全てわかりました。解脱したかも知れません。」と、ジョークを云ったら、住職も大笑い。
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