「矢向・川崎、登戸・立川方面はお乗換です」、武蔵小杉の想い出
大学時代、川崎の"焼肉・大将軍"で約1カ月くらいアルバイトをしたことがある。 時間いっぱい、ビッシリ働かされ、調理場で皿洗いや、炭の世話などして、これが、まさにプロレタリアート体験かと思った。
川崎チネチッタに映画を見に行くと、近くに、今でも、焼肉・大将軍はあり、先日、繁々と表から店を眺めた。
日吉から、東横線で、武蔵小杉に来て、小杉から南武線で、川崎へ通った。
何故か、当時の駅のアナウンスを、今でも、懐かしく覚えている。
武蔵小杉を通ると、今でも、内心、小声で、「矢向・川崎、登戸・立川方面はお乗換です。」と云ってみて愉しむ。
意味のない、何気ない日常だった音。 それでも、人生のかけがえのないシーンだったことを想う。
(2013年7月25日の記)
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