病室での静かな語らい、
一昨日、日曜日に、ガン療養中の大学時代の同級生を、介護施設に訪ねた。
大学時代は、同じクラスで、よく見掛けていたが、ゆっくり話したことは無かったが、一昨日は、病室で、約2時間くらい話をした。今年3月、同窓会で飲んだ後、ガンが発見され、その後すぐ、入院となった。
病室での、人生の語らいは、何か、母を病院に見舞った時の語らいのような、静かなひとときであった。
結婚が、極めて遅く、最近、タイの女性を入籍して、今年の1月にタイで女の子の赤ちゃんが生まれたばかりだと云う。家族の写真が病室にあり、アルバムも見せて貰った。奥さんが最近来日して、帰ったばかりで、また赤ちゃんを連れて、再度来日の準備中とのことであった。
彼の淡々と語る人生観を聴きながら、私は、いつとはなしに禅の話もしていた。白隠禅師の"片手の音"の話、父母未生以前の虚空世界の話なども。
不思議な縁が結びつけ、日曜日の午後、大学時代の同級生どうし、荒川の河川敷のそばにある施設で、静かな時が流れた。
施設のある扇大橋から、舎人ライナーで帰る時、日暮里で乗り換えだったので、大好きな、谷中の"夕焼けだんだん"に、立ち寄った。子供達が、コマを回して遊んでいて、コロッケ屋さんの前には、お客さんが列をなしていた。
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