温もりたなびいて、NHK小さな旅、茨城県・太子町・蛇穴村、
日曜日の早朝、NHKの "小さな旅"は、私の大好きな、心休まる番組である。
先日、茨城県・奥久慈・太子町・蛇穴村と云う山の谷間の、過疎の村(住民34軒くらい)の風景や人々を紹介する番組を見た。店は一軒もない。山を切り拓いて、食べるだけの食物を育てて生活している。
久枝さんと云う一人暮らしのお婆さんの家の倉庫には、15000本の薪(マキ)が積みあげられていた。お爺さんが、亡くなる前から、久枝さんが何年も、困らないようにと、毎日毎日、山から、薪を背負って集めて来てくれていたものだと云う。
久枝さんは、薪を毎日焚いて、生活しているが、お爺さんに貰った薪が減って行くのが寂しくて、自分もお爺さんの真似をして、僅かだが、山から薪を背負って持ち帰り、その薪の山を補充していた。
そんな久枝さんと、同じ集落の仲良しの住民の人たちの語らい。八溝山を眺望する斜面の畑の光景。
集落から、煙がたなびく。人の温もりが、空にたなびいていた。
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