日本史裏話、細川家26代当主談、円覚寺夏季講座2013年、
今年の鎌倉円覚寺・夏季講座(7月19日ー22日)初日、細川護煕氏(細川家26代当主)の講演を聴き、700年の様々な資料を持つ細川家が見て来た日本史の裏話に、大きな刺激を受けた。
宮本武蔵と佐々木小次郎の対決で、小次郎は脳震盪を起して倒れたが、また息を吹き返したと云う説、記録もある。小次郎の家来も60人くらい来ていて、わずかの武蔵の家来も、離れた場所で待機していたが、小次郎が息を吹き返したのを見て、反撃を恐れ、とどめを刺したと。
赤穂浪士討ち入りの日は、細川家江戸屋敷の日記では、雪は降っていなかったとか。
フランス革命で処刑されたマリーアントワネットは、細川ガラシャの潔い死に方のオペラを見て感動したと、生前の日記に書いているとか。
室町時代、細川家、斯波家、畠山家が、有力管領として、日本を分断・支配していた時代のことなど、まさに応仁の乱の時に出て来る名前だった。
細川家がこれだけ長く続いて来られた所以は、細川家は、決してナンバーワンを目指さず、ほどほどの場所に留まって生きぬいて来たとの考えであった。
Comments