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June 08, 2013

電車の失敗の光景、それも一つの物語

昨日、通勤途上、朝9時前、白楽駅のホームのベンチに座っていたら、隣に座る若い女性が途方にくれて携帯電話をしていた。

通勤特急に乗って横浜まで行っちゃって、試験、間に合わなくて、引き返しているもよう。一応会場に来てくださいと云われているから、行ってみるとかの声。 力なく、うなだれて電話していた。

どこで、どんな試験を受けるのか、わからないが、それは大変なショックだろうと思った。それでも、もう済んだことは仕方ないとの、諦めの安らぎの雰囲気もあった。

そんな私も、数日前、白楽からの通勤電車で座れて、朝でもウトウトとすることがあるが、中目黒で乗り換えのところ、目が覚めたら、耳慣れない「北参道」と云う駅。「渋谷」を越え、「明治神宮前」、そして「北参道」だったのだ。副都心線が東横線に乗りいれてから、横浜からも和光市行きとか、川越行きとか、耳慣れない駅行きが多い。

朝の通勤時の、間違いは、時間の余裕がない時が多いので要注意だが、その日、私は運よく、早目に家を出ていたので、出社時間の10時には間に合った。 だから、通勤前に、「北参道」駅を視察したくらいに思い直せ苦笑した。

電車の失敗は、忘れ物の経験などもあり、誰しも、人知れず、大なり小なり、持っていると思う。すぐ忘れてしまうような出来事でもあり、忘れられない出来事でもある。 昨日のあの女の子は、立ち直れただろうかなどと、想像してみる。

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