貧富の差拡大、椅子取りゲームの喧騒、それが煩悩
人間社会は煩悩の強烈な力が動かすが故に、貧富の差を拡大させて行く。人間社会の椅子取りゲームの喧騒。喉の渇きを癒すように、煩悩の指令に従って行く。
皆が同じと感じれば、分かち合う気持が生まれ、貧しくても、苦しくても、安らぐのにと想う。たとえ煩悩が満たされ、自分だけが飛びぬけても、安らぎはない。
五感六識に振り廻される煩悩の、台風のような力を思う。制御出来なかったら、それは災害。
人間は煩悩の力で生きながらも、煩悩を制御できる。そんな人の崇高さを想う。それが修行なのだとも想う。また、寧ろ思い通りにならない人の幸運さえも想う。
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