近所の小学校の運動会の放送、小鳥の声 : カメリンピックの記録
5月25日・土曜日は快晴だった、今日のように、小鳥の声が聴こえ、朝日が眩しかった。
朝、9時くらいから、近所の浦島小学校からの放送が始まって、まるで田舎の村内放送みたいに。それは運動会のような様子がすぐにわかった。同じヒッポクラブのメンバーの家族が、そう云えば、その日は運動会だと云うことを云っていたことを想い出した。
その日の午後は、高校の大同窓会がある日、咄嗟に朝、30分でもその運動会を見に行きたくなり、浦島小学校に出掛けた。浦島小学校は、娘が卒業した小学校。運動場も教室も懐かしい。父兄参観で行った教室も。
赤と白の帽子をつけた子供達が、並んで、もうその光景だけで、ジーンとして来る。そのヒッポクラブの家族の姿を捜してみたが見当たらず、それでも、運動場を、ゆっくりと運動会の雰囲気を楽しむようにゆっくりと歩いて一周してみた。
近所の、娘と同級生だった女の子が、声をかけて来て、懐かしかった。その子は、町内会の夏祭りでは、神輿の上に乗せて、我々が担いでいたこともあった女の子。4歳と2歳との子供さんを連れて見学に来たのだと云っていた。私のカメラにその様子を収めた。
そのヒッポクラブのメンバーの家族は広島からお婆ちゃんが出て来て運動会を見学して帰られたと、後日談で聴いた。メンバーの男の子は、駆けっこで2着だったこと、"亀の子タイフーン"と云う、棒を持って4~5人で走る競技に出たとのことだった。
浦島伝説のある地域に因んで、この小学校の運動会は「カメリンピック」と命名されている。遠くは、山下清が訪れて、トンボや昆虫の絵を子供達の目の前で描いて、それが保存されているとも紹介されている。
小学校から流れて来る放送に惹かれて、たった30分の運動会見学だったが、それでも、その日を、ほのぼのとさせる、体験だった。
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