6月の軽井沢探訪、
ニューパラダイム研究会(通称カリスマ会)の研修会で、20日ー21日と軽井沢に滞在した。
朝夕の軽井沢の空気は、静かな森の、緑が溢れるような香りがして、何か遠い日の子供時代のキャンプの時に感じたような、すがすがしい気持になれた。
雲場池の周りを歩くと、その清らかさが、大分・湯布院で見た池の光景も想い出させた。
"鬼押出し"まで、車で出掛けると、浅間山が眼前にくっきりと見えた。天明の大飢饉のもととなった1783年の大噴火、遠くはその灰が季節風に乗り欧州まで不作をもたらし、フランス革命のもとにもなったとの説も想い出した。
その溶岩の道を歩くと、まるで、あの世の世界のようにも想えた。そこにも、溶岩の上に緑が、花が咲き、松まで、景観を飾っていた。溶岩の岩の間を覗くと、光ゴケと云う緑の光を放つコケもあった。
溶岩の中に建てられた浅間山観音堂には、天台宗の僧が描いた可愛い地蔵さまの墨絵に、「すべてを失った時、人間の本当の力がわかる」と、言葉が添えられていた。
東京から新幹線で1時間のところに、そんな異次元世界が存在していた。
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