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May 04, 2013

豪勢な命の使い方、と云う表現、

先日、芥川賞作家の綿矢りささん「蹴りたい背中」を紹介する番組で、彼女の最新作「憤死」の中に、"豪勢な命の使い方"と云う表現を紹介してあり、とても印象に残った。

青春時代の女の子が、恋愛の失望から、飛び降り(自死)をするシーンについて、そんな表現をしてあった。彼女が青春時代に読んだと云う太宰治の影響も感じとれる。

"豪勢な命の使い方"、いい響きだと思う。

"自分と自分のものに対して、豪勢な命の使い方"ならば、文学的な共感は誘っても、子供っぽくて、憐れで悲しい。

数年前、JR新大久保駅で線路に落ちた乗客を救おうとして亡くなった韓国の若者は、"他のために、豪勢な命の使い方"をしたと思う。

そんな、"豪勢な命の使い方"が出来る境地ならば、それこそ"大死一番"と云う、素晴らしい境地なのだろうと想う。

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