伊東の大海原、大自然の美術館、私も絵画の中に、
伊豆・伊東の渚公園の堤防に、飛び乗って腰掛ける。 初島が見え、横には、碧い広大な外海が広がる。
テトラポットの先には、男の子とお父さんの釣り姿。 オレンジ色の浮(ウキ)が海面に二つ並ぶ。寄せる白い波、湾に入って来る白い漁船一隻、空にはカモメ。 陸の山の斜面には、白いホテルなど、家々も見える。
目を凝らして見ると、横の堤防には釣り人が約15人くらい、沖には小舟が6隻~7隻。 公園には、散歩する若い男女、おはあちゃん2人と孫と、若い夫婦の6人のグループが記念写真を撮っている。
足元のテトラポットは、乱雑にゴロゴロと転がって、何故か芸術的で、岡本太郎的爆発とか命名してみた。
これらの光景を作り出すとしたら、一体いくら要るのだろうと想像した。 通行人のエキストラを雇ったり、沖行く舟の演出、釣りの親子、空を舞う鳶、カモメも。
その大自然の、圧倒的な絵画に、私は息を飲んだ。 その絵画の中に私もいる。
そんな、圧倒的な人生の豊かさに驚嘆する想いだった。 一昨日、天城山中の坐禅道場に行く前に、立ち寄った伊東の海岸での、大自然の美術館。
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