人々の仏性の光の隠れ度合いを見る生き方、
"本具仏性"、人それぞれに仏性が本来備わっている。
なのに、分厚い雲が取り囲み、その耀く仏性が見えないことが多い。
周りの人の、隠れた仏性の位置をあれこれ想像してみると面白い。まるで仏性などあり得ないように見える分厚い雲に覆われている人も多い。それぞれの人の、曇りの厚さを想像すると面白い。
南極大陸の氷のように、大陸など見えないくらいの分厚い氷。あるいわ、もう、氷が溶けて、仏性そのものが滲みだして、小川のせせらぐ、初春の野原の光景のような人もいる。
月が、雨の一粒・一粒の水滴の中に写しだされるように、全ての人々の中にあると云う仏性。その隠れ度合いを想像するだけでも、人生は面白いと思う。
(2013年5月11日の記)
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