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May 12, 2013

「雪中、炭を送る」、根本博中将の義、秘められた台湾の歴史

台湾を救った、凄い日本軍人がいたことを、最近初めて知り、凄い清涼感に包まれた。

金門島は台湾よりも大陸側にある島で、1949年(昭和24年)金門島の戦いで、台湾は中共軍の追撃を防ぎ、台湾の独立を勝ち取った。その戦いに軍事顧問として、中国人の偽名で密かに蒋介石総統を助けた日本人がいた。そして彼は、戦神(いくさがみ)と云われたと云う。

昭和19年、駐蒙軍司令官にあった根本中将は、昭和20年8月9日のソ連侵攻後、武装解除せず、ソ連軍の凄惨な攻撃から在留邦人を守り、蒋介石総統と会談し、4万人の在留邦人と、35万人の軍将兵の日本帰還を成功させた。

その蒋介石総統への恩義を返すたすために、苦境に陥った蒋介石総統を助けに、彼は、マッカーサー元帥管理下の日本から、昭和24年6月、小船で台湾へ密航した。

台湾側にも、日本側にも、公には何も記録は残っていない。

昭和27年6月、飛行機で羽田空港に戻った根本は、釣竿を片手に帰国したと云う。彼が、家を出た時、奥さんに云い残した釣りに行って来るの言葉通りに。彼は、何も語らず、昭和41年5月静かに息を引き取ったと云う。

2009年、金門島で開催された戦役60周年式典の最前列に根本の縁者が最前列に迎えられ、馬英久総統からも、感謝の言葉が述べられたと云う。 そして、蒋介石総統から根本に送られた小さな壺には、釣り人が描かれていた。

(2013年5月10日の記)

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