横浜・野毛大道芸祭り、路上に座り、ジプシーの音楽、沖縄蛇皮線
昨日は、快晴の春の日、横浜・桜木町の"野毛の大道芸祭り"を久しぶりに覗いた。
早速、野毛柳通りに入ると、道路脇の露店で鰯(イワシ)を焼く匂い、生ビール・日本酒・ワインなどの貼紙に、早速ビールを確保。紙コップを片手に、露店の通りを歩いた。 道路の交差点付近で、大道芸が始まる前には、みんな道路に座りこみ、私も一番前の席に座りこんだ。道路に堂々と座り込むのは実に気持が好い。 久々に見る本格的な大道芸がうまいこと、うっとりする思いだった。
通りからジプシーの音楽のようなメロデイーが聞こえて来たり、アラブのベリーダンスの音楽やショーもあり、外国への旅気分にも浸れた。
酒屋さんの前で、椅子に坐り、沖縄の蛇皮線を演奏しながら飲んでる人もいた。酒屋さんの前にはビールケースをひっくり返した椅子や簡易テーブルがあり、ビールや泡盛(焼酎)飲む通行人の方々が数人、蛇皮線の音を楽しんでいた。私も、蛇皮線の音に惹かれて、その席に加わった。沖縄では、すぐみんな輪になって踊るのだそうだ。そばにいた、おばさんは、席に坐ったまま、両手を上にあげて、蛇皮線に合わせて、やわらかい手つきで踊った。まさに、沖縄の光景だと思った。
おばさんは、よっぽど気分が乗ったのだろうか、蛇皮線を弾く人に千円札をチップに渡した。すると、蛇皮線を弾く中年男性は、その千円札を器用に、折り紙のように折り、祝いの熨斗(のし)の形を作り、その中に百円玉を入れて、そのおばさんに、ありがとうと云って、お返しをした。 蛇皮線の男性が、余りにも、粋で、私はしびれた。
祭りは人を近付ける。人間を愛おしくさせる。みんなと繋がっていることを感じさせる。
波が集まると大海になる。大海とは"繋がっている安らぎ"。祭りは、波を大海に導くような魔法がある。
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