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April 25, 2013

「人間は100%死ぬ」、そして医療を考える

「人間は100%死ぬ」。 先日、"禅と医療"の講演会で、統合医療の先生の言葉だった。

「人間の致死率は100%」と云うことは、動かし難い真理である。

私は、改めて、"禅と医療"の接点を考えて試た。 大学時代によく使った言葉、"一考察"かと思いながら。

医療は病気を治せるか、治せないか?、二元的に見がちであるが、行き着くところ、人間は、100才も過ぎれば、どんな医療を施しても、100%死ぬと云う真理には抗し難い。

病気をして、生死問題に遭遇した時、二元的な医療の分野に留まって、一喜一憂するか、一元的な世界の安らぎを知り、身を任せるか、それが、究極的には、人生観として問われる。

形あるものは変化を免れない。 無常であるならば、医療は、その人間の変化の態様を多少調整することに過ぎない。 一元世界には、個としての肉体の存在はない。 肉体と云う"もの"を扱う医療。 出来ることは、限られている。 人間の真の安らぎにはほど遠い。

人間が、ひどい苦しみに遭遇した時、救われるのは、五感六識を超えた世界、一元世界の静寂、安らぎであろうと想う。 そこに、一元世界の存在を説く"禅"が、二元世界に留まりがちな医療に対して貢献出来る世界が、広大に、広がっているのではないかと感じる。

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